128. 防空用レーダー網
防空用レーダーは、 本来の目的に支障がない限り航空機 が緊急状態におちいった場合には援助を求め、 これを利用 することができる。 その場合周波数は VHF(121.5MHz) または UHF(243.0MHz)を使用する。 呼出しは地域によっ て [219] 項の図に示されたコールサインにより行う。
An advisory by the air defense radar system may be obtained upon request by an aircraft in an urgency or emergency, as long as the interest of national security is not disturbed or deteriorated.
When requesting assistance, a pilot should initiate a call up on 121.5 MHz or 243.0 MHZ to a specified air defense site in the chart in [219].
VOR (VHF omni-directional radio range / 超 短 波 全 方 向式無線標識施設 ) に用いられる周波数帯は原則として 108.0 ~ 117.975MHz で、 30Hz の基本信号と方位による 可変信号とを発射している。
VHF / UHF 通信は主に地上および陸地上空と海岸に近い 洋上における地対空通信あるいは航空機間の通信に使用さ れている。 管制用通信組織はエンルートでのコミュニケー ションとターミナルでのコミュニケーションに大別される。
現在の航空交通業務においては、従来の音声による通信 手段に加えて、CPDLC(Controller Pilot Data Link Communication), ADS-C (Automatic Dependent Surveillance-Contract) お よ び AIDC(ATS Inter-facility Data Communication) な ど の データ通信が使用されている。
GNSS(global navigation satellite system)は、ICAO によ り定義された衛星航法システムである。 GNSS を構成する 衛星システムとしては、アメリカが運用する GPS とロシ アが運用する GLONASS がある。 GPS や GLONASS は、単独では航空機の航法に要求される 航法性能を満足できないので補強システムが併用され、こ の補強システムも GNSS に含まれる。補強システムには静止 衛星を経由して航空機に補強情報を提供する SBAS, 地上か ら VHF 帯の信号により航空機に補強情報を提供する GBAS および機上システム単体で補強を行う ABAS がある
遠距離の通信には短波 (HF / high frequency) が優れてい る。 FIR 内に VHF でカバーしきれない空域のある担当国は HF による通信網を組織して航空機との通信を確保してい る。 ATC 通信用としては 2 ~ 21MHz 帯のうち特定の周波 数が使用される。 HF による遠距離通信は F 層と呼ばれる電離層における 電波の反射波を利用している。 F 層は太陽に面している昼 間や夏季には顕在し、 逆に夜間や冬期には衰退する傾向が ある。 F 層が顕在な時は 8MHz 帯以上の高い周波数が有利 であり、 逆に衰退している時は 6MHz 帯以下の低い周波数 が有利である。 F 層は太陽黒点の数が多い場合に顕在する ことが知られており、 黒点の数が多い時期は、 比較的高い 周波数帯の使用が有利である。
