124. 飛行援助通信組織
管制用の通信施設とは別に、VHF 通信によってシーム レスな運航監視および情報提供等の運航援助を 24 時間体制で実施する機関がある。 この業務は広域対空援助業務と 呼ばれ、FSC(Flight Service Center)の業務の一部として 行われている。 [0-6 頁 ], [242], [503], [823]
Besides the ATC communication systems, a seamless supporting system provides monitoring and information for the aircraft operations with VHF communications 24 hours a day. The system is known as the Area/en route information service which is a part of FSC (Flight Service Center) duties. [0-6],[242],[503],[823]
VOR (VHF omni-directional radio range / 超 短 波 全 方 向式無線標識施設 ) に用いられる周波数帯は原則として 108.0 ~ 117.975MHz で、 30Hz の基本信号と方位による 可変信号とを発射している。
VHF / UHF 通信は主に地上および陸地上空と海岸に近い 洋上における地対空通信あるいは航空機間の通信に使用さ れている。 管制用通信組織はエンルートでのコミュニケー ションとターミナルでのコミュニケーションに大別される。
現在の航空交通業務においては、従来の音声による通信 手段に加えて、CPDLC(Controller Pilot Data Link Communication), ADS-C (Automatic Dependent Surveillance-Contract) お よ び AIDC(ATS Inter-facility Data Communication) な ど の データ通信が使用されている。
GNSS(global navigation satellite system)は、ICAO によ り定義された衛星航法システムである。 GNSS を構成する 衛星システムとしては、アメリカが運用する GPS とロシ アが運用する GLONASS がある。 GPS や GLONASS は、単独では航空機の航法に要求される 航法性能を満足できないので補強システムが併用され、こ の補強システムも GNSS に含まれる。補強システムには静止 衛星を経由して航空機に補強情報を提供する SBAS, 地上か ら VHF 帯の信号により航空機に補強情報を提供する GBAS および機上システム単体で補強を行う ABAS がある
遠距離の通信には短波 (HF / high frequency) が優れてい る。 FIR 内に VHF でカバーしきれない空域のある担当国は HF による通信網を組織して航空機との通信を確保してい る。 ATC 通信用としては 2 ~ 21MHz 帯のうち特定の周波 数が使用される。 HF による遠距離通信は F 層と呼ばれる電離層における 電波の反射波を利用している。 F 層は太陽に面している昼 間や夏季には顕在し、 逆に夜間や冬期には衰退する傾向が ある。 F 層が顕在な時は 8MHz 帯以上の高い周波数が有利 であり、 逆に衰退している時は 6MHz 帯以下の低い周波数 が有利である。 F 層は太陽黒点の数が多い場合に顕在する ことが知られており、 黒点の数が多い時期は、 比較的高い 周波数帯の使用が有利である。
