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123. データ通信組織

現在の航空交通業務においては、従来の音声による通信 手段に加えて、CPDLC(Controller Pilot Data Link Communication), ADS-C (Automatic Dependent Surveillance-Contract) お よ び AIDC(ATS Inter-facility Data Communication) な ど の データ通信が使用されている。

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122. HF 通信組織

遠距離の通信には短波 (HF / high frequency) が優れてい る。 FIR 内に VHF でカバーしきれない空域のある担当国は HF による通信網を組織して航空機との通信を確保してい る。 ATC 通信用としては 2 ~ 21MHz 帯のうち特定の周波 数が使用される。 HF による遠距離通信は F 層と呼ばれる電離層における 電波の反射波を利用している。 F 層は太陽に面している昼 間や夏季には顕在し、 逆に夜間や冬期には衰退する傾向が ある。 F 層が顕在な時は 8MHz 帯以上の高い周波数が有利 であり、 逆に衰退している時は 6MHz 帯以下の低い周波数 が有利である。 F 層は太陽黒点の数が多い場合に顕在する ことが知られており、 黒点の数が多い時期は、 比較的高い 周波数帯の使用が有利である。

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121. VHF / UHF 通信組織

VHF / UHF 通信は主に地上および陸地上空と海岸に近い 洋上における地対空通信あるいは航空機間の通信に使用さ れている。 管制用通信組織はエンルートでのコミュニケー ションとターミナルでのコミュニケーションに大別される。

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120. 通信組織とレーダー網

航空交通業務の直接的手段となる通信の組織は、日本が 担当する飛行情報区をカバーし、管制官/管制運航情報官 とパイロットとの無線電話による直接交信を可能としてい る。 また、隣接する外国の管制機関との間にも通信組織が 確立されている。

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119. 全地球的航法衛星システム(GNSS)

GNSS(global navigation satellite system)は、ICAO によ り定義された衛星航法システムである。 GNSS を構成する 衛星システムとしては、アメリカが運用する GPS とロシ アが運用する GLONASS がある。 GPS や GLONASS は、単独では航空機の航法に要求される 航法性能を満足できないので補強システムが併用され、こ の補強システムも GNSS に含まれる。補強システムには静止 衛星を経由して航空機に補強情報を提供する SBAS, 地上か ら VHF 帯の信号により航空機に補強情報を提供する GBAS および機上システム単体で補強を行う ABAS がある

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118. 航法援助施設の不具合の報告

航空保安無線施設の利用者が同施設の好ましくない作動 を発見した時は、 速やかにこれを報告して、 その不具合が 早期に修復されるための資料とすべきである。 各施設は、 その装置の内部あるいはアンテナ近くの輻射電界内で電子 検知器による監視が行われているが、 電子的干渉による相 殺効果, 施設近くの障害物の出現, 地形の変形等によって 地上監視のみでは検知ができない場合が起こり得る。

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116. MARKER BEACONS

マーカービーコンは航空機が航空路あるいは計器進入経 路を飛行中、 パイロットに特定地点の通過を明確に示すた めの施設である。 75MHz の周波数の指向性電波を垂直上 方に発射し、 上空を通過した航空機がこれを受信すると計 器盤上にマーカービーコン表示灯が点灯するとともに音の 信号を発するようになっている。 これらのマーカーは通 常航路上に設置された無線施設と組み合せ、 あるいは ILS の一部として使用される。

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115. DME

DME ( distance measuring equipment) は、 航空機から地 上局までの距離を測定する装置である。 DME の作動原理 は、 まず 1 対のパルス ( 質問信号 ) が航空機から特定の間 隔で発射され、 これを受信した地上局は、 質問信号に応じ て周波数は異なるが同じ間隔のパルス ( 応答信号 ) を航空 機に送り返す。 航空機の DME 機器は、信号の往復に要し た時間を測定し、これを航空機と地上局との距離 ( マイル ) に換算して表示する。 . DME は、 VOR と同様見通し範囲内で運用されるが、 非 b 常に精度の高い距離情報を提供する。 見通し範囲内の高 度で 199 マイル以内は信頼性の高い測定値が得られ、 その 精度は 0.2 マイル以下である。

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VOR:DME
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114. VOR/DME

VORTAC は、 VOR と TACAN の2つの施設により構成さ れる施設で、 ひとつのサイトから VOR 方位,TACAN 方位 ならびに距離の3種類の情報を提供している。 すなわち VORTAC 施 設 の VOR チ ャ ン ネ ル と TACAN チ ャ ン ネ ル と は、 使用するパイロットに便利なよう、 国際的な計画に 従って双方の組合せが決められてペアになっており、 機 上の VOR 受信機では VOR 方位情報を, VOR / DME 受信 機では VOR 方位と距離情報を,そして TACAN 受信機では TACAN 方位と距離情報が利用できる。

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TACAN
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113. TACAN

TACAN (tactical air navigation) は、 VOR / DME を軍の 前線基地あるいは艦船に設置することが困難なところか ら、これと同様の機能を有し容易に設置できる無線航法援 助施設として軍事用に開発されたものである。 TACAN の 方位信号の作動原理は VOR のそれとはまったく異なった ものであるが、 機上 DME 装置によってこの施設を DME 局 として利用することができる。 また、 VOR 局と TACAN 局 を併設した施設があり、 VORTAC 局と呼ばれている。

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112. VOR

VOR (VHF omni-directional radio range / 超 短 波 全 方 向式無線標識施設 ) に用いられる周波数帯は原則として 108.0 ~ 117.975MHz で、 30Hz の基本信号と方位による 可変信号とを発射している。

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